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広島の会社が産業医を選ぶには? 産業医の紹介・マッチングの窓口と、県内の届け出先・無料の相談先

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広島県内で、常時50人以上が働く事業場は、産業医を選ばなければなりません。広島県には、広島産業保健総合支援センター(国の独立行政法人である労働者健康安全機構が運営)の、事業場と産業医をつなぐマッチングサイト「産業医ネットワーク」があります。このコラムでは、選任の決まりのような全国共通の話は全国向けの記事にまかせて、このサイトの使い方と、産業医の紹介をしている医師会、県内の届け出先と無料の相談先、広島の職場の健康と労働災害の数字など、広島の会社に役立つことにしぼってまとめます。

この記事でわかること

  • 広島で産業医を探すときに使える「産業医ネットワーク」(マッチングサイト)の流れと使う前に知っておきたいこと、産業医の紹介をしている福山市医師会
  • 広島県の健康診断の結果(所見のある人の割合)と、令和7年の県内の労働災害
  • 県内8つの労働基準監督署と9つの地域産業保健センターの受け持ち、まちがえやすい3つの地域
  • 広島産業保健総合支援センターの無料の支援と、県内17病院の両立支援の相談窓口
  • 広島の会社が、産業医を選ぶ前に確かめておきたいこと

01まず確認:選任の決まりは全国共通

産業医の選任は、労働安全衛生法で決まっていて、広島だけの決まりはありません。広島の会社も、次の3点を押さえておけば大丈夫です。

  • 数えるのは会社全体ではなく、本社・工場・店舗など、場所(事業場)ごとです。常時50人以上が働く場所に、産業医を置きます。
  • 50人以上になってから14日以内に選びます。
  • 選んだら、その場所を受け持つ労働基準監督署へ「産業医選任報告」を出します。2025年1月から原則、電子申請です。県内の受け持ちは、この記事の早見表で確かめられます。

50人の数え方や、選ばなかったときの罰則など、決まりのくわしい話は次の記事にあります。

詳しくは産業医の選任義務とは? 人数ごとの早見表(50人・1,000人・3,001人)と、14日以内の期限・罰則

02広島で産業医を探す:センターの「産業医ネットワーク」

広島産業保健総合支援センター(以下「センター」)は、産業医を探している事業場と、産業医として活動したい医師をつなぐマッチングサイト「産業医ネットワーク」を開いています。事業場は、サイトに登録して、条件に合う産業医を探し、センターを通して紹介を頼むことができます。

マッチングまでの流れ

  1. 1

    事業場を登録する会社

    サイトの「事業場の方」から新規登録します。事業場の住所(県内の市町から選びます)・業種・人数と、希望する産業医の条件(嘱託か専属か、月に来てもらう日数や時間、専門の診療科など)を入れます。産業医が見る事業場の一覧に載せるかどうかも選べます。

  2. 2

    センターが登録を確かめるセンター

    登録の内容を確かめたあと、登録が済んだことが知らされます。

  3. 3

    希望する産業医を選び、紹介を頼む会社

    登録している産業医の中から、条件に合う医師を選んで紹介を頼みます。産業医のほうから、事業場に申し込みが届くこともあります。

  4. 4

    センターが内容を確かめ、相手に伝えるセンター産業医

    センターが依頼の内容を確かめて産業医に伝え、産業医の返事を事業場に知らせます。

  5. 5

    おたがいが承諾して、マッチングが成立会社産業医

    両方が承諾すると成立です。そのあとの契約の内容は、会社と産業医が直接話し合って決めます。

センターのチラシ「事業者と産業医をつなぐマッチングサイト」と、事業場の登録画面から。

使う前に知っておきたいこと

  • 登録やサイトへの掲載で、マッチングや、産業医の選任・契約が約束されるわけではありません。
  • 成立したあとの契約の内容・報酬・訪問の回数などは、会社と産業医の話し合いで決めます。センターが、どちらかに契約を強いることはありません。
  • より多くの事業場と医師が使えるように、1人の産業医がマッチングできるのは3件までと決められています。
  • 産業医の人材紹介や仲介、営業などを目的にした登録・利用は、しないよう求められています。

センター「産業医ネットワーク『産業医と事業場をつなぐマッチングサイト』登録・利用に関する留意事項」から。わからないことは、センターの産業医ネットワーク担当(082-224-1361、平日8時30分〜17時15分)に問い合わせます。

医師の側にも、活動先を探している人がいます

センターと広島県医師会が令和4年6月に、産業医の資格を持つ医師(広島県に住んでいる人や、県内で産業医をしている・したいと考えている人)に行ったアンケート(654人が回答)では、いま産業医をしていない理由(3つまで選ぶ)として、「診療などの本来の仕事が忙しい」(102件)に次いで、「産業医として活動する事業場を把握していない」(53件)が多くあがっていました。マッチングサイトは、こうした医師と、産業医を探す事業場が、おたがいを見つけられるようにするしくみです。

福山市医師会も、産業医の紹介をしています

日本医師会の全国医師会産業医部会連絡協議会は、ホームページで「事業場、産業医の紹介を行っている医師会一覧」を出しています。広島県の医師会で、この一覧にのっているのは福山市医師会の1つです。マッチングサイトとは別に、医師会に電話で問い合わせることもできます。

日本医師会の一覧にのっている広島県の医師会

  • 福山市医師会

    084-922-0243

    福山市三吉町南2丁目11-25(福山市医師会館)。一覧には、受け付ける事業場の地域や条件は書かれていないので、問い合わせるときに確かめましょう。

日本医師会 全国医師会産業医部会連絡協議会「産業医の事業場紹介」(2026年10月に確認)から。所在地は、広島県医師会「市区郡地区医師会」の一覧によります。

広島の会社が、探すときに気をつけたいこと

  • 島や県北の事業場:江田島市・大崎上島町、呉市や尾道市の島の地区、三次市・庄原市など、移動に時間がかかる場所の事業場は、決まった回数来てもらえるかを、契約の前に話し合っておきましょう。マッチングサイトの登録では、来てほしい地域を、因島・瀬戸田・宮島・似島のような地区の単位まで選べます。
  • 条件を先に社内で決める:登録のときに、来てもらう日数や時間、嘱託か専属かを入れます。健康診断のあとの面談の人数や、衛生委員会の日程から、どのくらい来てほしいかを先に決めておくと、候補をしぼりやすくなります。

候補をくらべるポイントや、契約の前の面談で聞くことは、次の記事にまとめています。

詳しくは『産業医の選び方:嘱託産業医を選ぶ前に整理すること、比べる7つのポイントと面談で聞くこと』

03数字で見る、広島の職場

健康診断:所見のある人の割合は、全国より高い年が続いている

国の統計(定期健康診断結果報告)で、県ごとの数字がわかるいちばん新しい年は令和6年です。広島県で定期健康診断を受けた約29万人のうち、何らかの所見(異常の所見)があった人は61.14%で、全国(59.44%)を1.7ポイント上回りました。下の表のどの年も、広島県は全国より高くなっています。

61.14%広島県(令和6年)
何らかの所見があった人

59.44%全国(令和6年)

+1.7ポイント広島県と全国の差

年広島県全国差
令和元年58.10%56.99%1.1ポイント高い
令和2年60.52%58.51%2.0ポイント高い
令和3年60.90%58.68%2.2ポイント高い
令和5年60.29%58.94%1.4ポイント高い
令和6年61.14%59.44%1.7ポイント高い

厚生労働省「定期健康診断結果報告」(都道府県別。政府統計の総合窓口 e-Stat)から。令和4年は、途中で健康診断の決まり(労働安全衛生規則)が変わり、国の集計が1〜9月分と10〜12月分に分かれているため、表に入れていません。もとになっているのは、常時50人以上の労働者を使う事業者が労働基準監督署に出した報告です。

所見があった社員のことは、医師の意見を聴いて決めます

健康診断で異常の所見があった社員については、医師の意見を聴き(労働安全衛生法 第66条の4)、その意見をふまえて、必要なら作業の内容や労働時間を見直します(第66条の5)。所見のある人が多い広島では、健康診断のあとの対応まで産業医に任せられるかどうかが、選ぶときの大事な点になります。

労働災害:令和7年は3,383人。製造業と商業で4割をこえる

けがなどで4日以上休んだ人・亡くなった人

3,383人

令和7年。前年の3,340人より43人増えた

亡くなった人

22人

前年の18人より4人増えた

いちばん多いのは転倒

922人

全体の27%。次が墜落・転落(544人)

業種ごとの人数(令和7年・休業4日以上)

製造業食料品205・輸送用機械152・金属製品127など

818人

商業うち小売業434

620人

保健衛生業うち社会福祉施設324

477人

運輸交通業

409人

建設業

314人

そのほかの業種

745人

製造業の中では、食料品の製造(205人)、自動車(79人)や造船(60人)を含む輸送用機械の製造(152人)、金属製品(127人)が多くなっています。商業は、前年より128人(26.0%)増えました。けがの種類では、転倒(922人)に続いて、墜落・転落(544人)と、重い物を持ち上げたときやひねったときなどの「動作の反動・無理な動作」(535人)が多く、これら3つで全体の約6割です。年齢では、60歳以上の人が1,006人と約3割をしめています。

労働基準監督署ごとの人数(令和7年・休業4日以上)

広島中央

1,046人

福山

724人

広島北

431人

廿日市

302人

呉

295人

尾道

211人

三原

188人

三次

186人

広島労働局「令和7年 労働災害発生状況のあらまし」から(休業4日以上。新型コロナウイルス感染症にかかったことによるものを除きます)。働く人が50人以上の事業場で起きたものも1,395人と、全体の約4割あります。

この数字から、産業医に頼みたいこと

広島の数字から、確かめておきたいこと

健康診断のあと
所見のある人の割合が全国より高いので、結果を見て医師の意見(就業判定)を出し、受診や生活の見直しをすすめるところまで頼めるか。
工場・現場の巡視
製造業・建設業・運輸交通業のけがが多いので、機械のまわり、高い所の作業、荷の積み下ろしを、職場巡視で一緒に見てもらえるか。
店舗・介護の転倒
小売業や社会福祉施設では、転倒と無理な動作によるけがが多いので、床や通路、品出しや介助の姿勢について助言をもらえるか。

ここでの数字は県全体のものです。自社に当てはめるときは、自社の健康診断の結果やけがの記録と並べて見てください。

04県内の届け出先:8つの労働基準監督署

産業医選任報告は、その事業場の所在地を受け持つ労働基準監督署に出します。広島県には労働基準監督署が8つ、50人未満の事業場が使う地域産業保健センターが9つあります。受け持ちはほとんど重なっていますが、3つの地域だけ、監督署と地域産業保健センターの組み合わせがちがいます(表の「要注意」)。

地域(市町)労働基準
監督署
地域産業保健
センター
広島市の中区・東区・南区・西区・安芸区、安芸郡(府中町・海田町・熊野町・坂町)広島中央広島
東広島市(下の黒瀬の地域と、安芸津町・河内町・福富町・豊栄町を除く)広島中央広島
広島市佐伯区要注意廿日市広島
廿日市市、大竹市廿日市佐伯
広島市の安佐南区・安佐北区、山県郡(安芸太田町・北広島町)広島北広島北
呉市、江田島市呉呉
東広島市の黒瀬町・黒瀬学園台・黒瀬春日野・黒瀬切田が丘・黒瀬桜が丘・黒瀬松ヶ丘・黒瀬楢原北・黒瀬楢原東・黒瀬楢原西要注意呉広島
三原市、竹原市、豊田郡(大崎上島町)、東広島市の安芸津町・河内町・福富町・豊栄町三原三原
尾道市、世羅郡(世羅町)尾道尾道
福山市(芦田町・駅家町・新市町を除く)福山福山
福山市の芦田町・駅家町・新市町要注意福山府中
府中市、神石郡(神石高原町)福山府中
三次市、庄原市、安芸高田市三次三次

広島労働局「管内労働基準監督署所在地等一覧」と、センター「地域産業保健センター 事業案内・ご利用方法」の受け持ちの地域から。郡の町は、広島県「市区町村コード(広島県)」で確かめました。

1つの市の中で、届け出先が分かれる所があります

広島市は区によって3つの監督署に分かれます(中区・東区・南区・西区・安芸区は広島中央、安佐南区・安佐北区は広島北、佐伯区は廿日市)。東広島市も、黒瀬の地域は呉、安芸津町・河内町・福富町・豊栄町は三原、そのほかは広島中央と、3つに分かれます。本社と工場が同じ市にあっても、届け出先がちがうことがあります。

労働基準監督署の所在地と電話

労働基準監督署所在地電話
広島中央広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎2号館1階082-221-2459安全衛生課
呉呉市中央3-9-15 呉地方合同庁舎5階0823-88-2940第2方面(安全衛生)
福山福山市旭町1-7084-916-3180安全衛生課
三原三原市宮沖2-13-200848-63-3939
尾道尾道市古浜町27-130848-22-4158
三次三次市十日市東1-9-90824-62-2104
広島北広島市安佐北区可部南3-3-28082-812-2115
廿日市廿日市市新宮1-15-400829-32-1155

窓口の時間と電子申請

労働基準監督署の窓口は、平日の8時30分から17時15分までです。産業医選任報告は、電子申請なら窓口に行かずに出せます。

05広島で無料で使える相談先

広島産業保健総合支援センター

センターは、会社の担当者や産業医、衛生管理者などからの、職場の健康についての相談を受けています。産業医を選んだあとも、困ったときに相談できる先として覚えておくと安心です。

広島産業保健総合支援センター

労働者健康安全機構が運営しています。

専門の相談
産業医学、労働衛生工学、メンタルヘルス、労働衛生の法令などにくわしいスタッフが、来所・電話・メール・FAXで相談に応じます。事業場を訪ねての相談もあります
転倒・腰痛の予防
転倒や腰痛によるけがを減らしたい事業場に、保健師・健康運動指導士・理学療法士などが無料で出向き、アンケートや体力測定、運動の指導、自分たちで続けるための助言をします
心の健康づくり
スタッフが事業場を訪ね、心の健康づくり計画やストレスチェックの導入、職場環境の改善の相談、管理監督者や若い社員への教育を行います
治療と仕事の両立
保健師・看護師・社会保険労務士などの両立支援促進員が無料で事業場を訪ね、社内の制度づくりの助言や研修、社員と会社の間の調整の助言を行います
研修
産業医、保健師・看護師、衛生管理者、事業主や人事労務の担当者などに向けた研修やセミナー
所在地
広島市中区基町11-13 合人社広島紙屋町アネクス5階
電話
082-224-1361(FAX 082-224-1371)

50人未満の事業場:県内9つの地域産業保健センター

産業医を選ぶ義務のない50人未満の事業場は、地域産業保健センター(センターの地域窓口)で、健康診断の結果についての医師の意見、健康相談、長時間労働者や高ストレスの人への医師の面接指導などを無料で受けられます。県内の9つのセンターは、どれも地域の医師会の中に置かれています。

センター場所電話
広島広島医師会館(広島市西区観音本町1-1-1)082-503-3737
広島北安佐医師会館(広島市安佐南区八木5-35-2)082-873-7960
佐伯佐伯地区医師会(廿日市市本町5-1 廿日市市商工保健会館2階)0829-20-0032
呉呉市医師会館(呉市朝日町15-24)0823-22-2326
三原三原市医師会病院(三原市宮浦1-15-1)0848-62-0467
尾道尾道市医師会館(尾道市栗原東2-4-33)0848-23-2277
福山福山市医師会館(福山市三吉町南2-11-25)084-926-9601
府中府中地区医師会館(府中市鵜飼町496-1)0847-45-0313
三次三次地区医師会(三次市十日市東3-16-1)082-224-1361センターと同じ番号

申し込みは、センターのホームページにある申込用紙に書いて、事業場の所在地を受け持つ地域産業保健センターへメールなどで送ります。受け取ったあと、コーディネーターから日程の連絡があります。使える日時はセンターごとにちがいます。

使える回数と、受けられないことがある事業場

使えるのは、年度に原則2回までです(事業場からの申し込み)。会社の中に、会社全体の産業保健をまとめる産業医(総括産業医)がいる場合、その会社の小さな事業場は対象外です。また、大企業の支店や営業所、会社全体で50人以上の会社、毎年くり返し使っている事業場は、より小さな会社や新しく使う事業場が優先されるため、申し込みを受けてもらえないことがあります。

50人未満の事業場は、ほかに、センターの保健師が事業場を訪ねて健康相談などに応じる「保健師小規模事業場訪問支援」(無料、年2回まで)も使えます。50人未満の会社がしなければならないことは、次の記事でくわしく説明しています。

詳しくは『50人未満の会社の健康管理とは? 産業医がいなくても会社がすることと、無料の地域産業保健センターの使い方』

病気の治療と仕事の両立:県内17病院の出張相談窓口

がんなどの病気の治療を続けながら働く社員のことは、センターの電話相談のほか、センターと協定を結んだ県内の病院にある「出張相談窓口」でも相談できます。社員本人や家族だけでなく、会社の担当者も相談できます。

地域出張相談窓口のある病院
広島市広島大学病院、県立広島病院、広島赤十字・原爆病院、広島市立広島市民病院、広島市立北部医療センター安佐市民病院、荒木脳神経外科病院
呉市中国労災病院、呉医療センター、呉共済病院
東広島市東広島医療センター
廿日市市JA広島総合病院
尾道市JA尾道総合病院
福山市福山市民病院、福山医療センター、中国中央病院、脳神経センター大田記念病院
三次市市立三次中央病院

センター「治療と仕事の両立支援(出張)相談窓口 一覧」(令和8年4月1日現在)から。広島大学病院・福山市民病院・脳神経センター大田記念病院では、決まった日に相談会も開いています。電話番号と受付の時間は、センターの一覧で確かめてください。

06広島の会社が、選ぶ前に確かめること

ここまでの広島の情報を、選ぶ前のチェックリストにまとめます。

広島の会社のチェックリスト

  1. 1

    事業場ごとに、届け出先の労働基準監督署を確かめた広島市佐伯区は廿日市署、東広島市の黒瀬の地域は呉署のように、市の中で分かれる所があります。

  2. 2

    産業医の探し方を決めたセンターの「産業医ネットワーク」を使うときも、医師会に問い合わせるときも、来てもらう日数や時間など、希望する条件を先に社内で決めておきます。

  3. 3

    島や県北の事業場にも、決まった回数来てもらえるかを確かめた移動の方法と時間も含めて、契約の前に話し合います。

  4. 4

    自社の健康診断の結果を、広島県と全国の有所見率と比べてみた所見のある人が多いなら、健康診断のあとの就業判定や面談まで頼めるかを確かめます。

  5. 5

    自社で多いけがを書き出した転倒、腰痛、機械によるけがなど、職場巡視で見てほしい場所を産業医に伝えられるようにします。

  6. 6

    産業医選任報告を、電子申請で出す準備をした50人以上になってから14日以内に選び、選んだら遅れずに報告します。

産業医を選んだあと、最初の1か月にすることと、1年目の進め方は、次の記事にまとめています。

詳しくは『はじめて産業医を選任したら? 最初の1か月に会社がすることと、1年目の流れ(月ごとの例)』

健康診断のあとの対応と、工場・店舗・介護の現場でのけがの予防の両方を進めるには、決まった回数、職場に来てくれる産業医がいると心強くなります。

津山産業医事務所なら

  • 1

    広島県は訪問エリアです

    広島県は、当社が訪問している中国・四国・近畿の14府県に入っています。代表の産業医が自ら職場に伺い、職場巡視や衛生委員会に出席します。

  • 2

    就業判定・面談・衛生講話

    健康診断の結果にもとづく就業判定、長時間労働者や高ストレスの人の面談、社員向けの衛生講話に対応します。面談はオンラインでもできます。

  • 3

    50人未満の事業場のご相談も

    まだ50人未満の事業場のご相談もお受けしています。50人を超えたときは、そのまま産業医の契約に切り替えられます。

おわりに

このコラムのまとめ

  • 広島では、広島産業保健総合支援センターの「産業医ネットワーク」で、事業場と産業医のマッチングの手助けを受けられます。契約の条件は、会社と産業医が直接決めます。
  • 日本医師会の「事業場、産業医の紹介を行っている医師会一覧」には、広島県から福山市医師会がのっています。
  • 広島県の定期健康診断で所見のあった人は、令和6年に61.14%と、全国(59.44%)より高くなっています。
  • 令和7年の県内の労働災害は3,383人。製造業と商業が多く、いちばん多いけがは転倒です。
  • 届け出先は8つの労働基準監督署のどれかです。広島市佐伯区、東広島市の黒瀬の地域、福山市の芦田町・駅家町・新市町は、地域産業保健センターと受け持ちがちがいます。
  • センターの相談や支援、50人未満の事業場向けの地域産業保健センターは、無料で使えます。

県の窓口としくみを知っておくと、産業医探しの最初の一歩を踏み出しやすくなります。50人が近づいてきたら、早めに準備を始めましょう。

あわせて読みたい産業医の選任義務とは? 人数ごとの早見表(50人・1,000人・3,001人)と、14日以内の期限・罰則

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出典

このコラムは、2026年10月時点の内容で書いています。