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大阪の会社が産業医を選ぶには? 地区の医師会の紹介窓口と、大阪市内は区で分かれる13の監督署・無料の相談先

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大阪の会社が産業医を選ぶには? 地区の医師会の紹介窓口と、大阪市内は区で分かれる13の監督署・無料の相談先のイメージ画像

大阪府内で、常時50人以上が働く事業場は、産業医を選ばなければなりません。大阪労働局の統計年報によると、府内でその対象になる事業場は約1万2千あり、選んでいたのは91.9%でした。産業医の決まりそのものは全国で同じなので、ここでは短くふれるだけにします。そのかわりに、産業医を紹介している地区の医師会、大阪市内でも区によって分かれる届け出先、大阪の健康診断と労働災害の数字、無料で使える相談先など、大阪の会社が知っておくと役立つことを集めました。

この記事でわかること

  • 大阪府内で、事業場に産業医を紹介している地区の医師会と、頼む前にまとめておくこと
  • 13の労働基準監督署の受け持ち:大阪市の24区は6つの署に分かれ、市の外にもまちがえやすい所があること
  • 大阪府の健康診断の結果:所見のある人は全国より少ないが、業種によって大きな差があること
  • 令和7年の府内の労働災害:いちばん多い転倒と、休む日数が長くなりやすいこと
  • 大阪産業保健総合支援センターと13の地域産業保健センター、両立支援の相談ができる8つの病院

01決まりは全国共通。大阪で対象になる事業場は約1万2千

産業医を選ぶ決まり(労働安全衛生法)に、大阪府だけのものはありません。まず、次の3つを押さえておきます。

  • 人数は会社全体ではなく、本社・支店・工場・店舗などの場所(事業場)ごとに数えます。常時50人以上が働く事業場ごとに、産業医を選びます。
  • 50人以上になった日から14日以内に選びます(労働安全衛生規則 第13条)。
  • 選んだら「産業医選任報告」を、その事業場を受け持つ労働基準監督署に出します。2025年1月から原則として電子申請です。大阪府内の届け出先は13の署のどれかで、大阪市内でも区によって分かれます。

大阪労働局の統計年報(令和7年度)には、府内で産業医を選ぶ必要がある事業場の数と、実際に選んでいた事業場の数がのっています。

12,107産業医を選ぶ必要がある
府内の事業場

91.9%選んでいた事業場の割合
(11,128の事業場)

979選んでいなかった事業場

業種対象の事業場選んでいた事業場選任率
商業2,6242,39791.3%
製造業1,7161,65596.4%
保健衛生業(病院・介護など)1,5101,39192.1%
接客娯楽業(飲食・宿泊など)62755989.2%
教育研究業60854088.8%
建設業27624990.2%
全業種12,10711,12891.9%

大阪労働局「令和7年度 大阪労働局統計年報」(安全衛生関係)の「衛生管理者・産業医選任状況」から、事業場の多い業種をぬき出しました。製造業は96.4%と高く、飲食・宿泊などの接客娯楽業や教育研究業は90%を下回っています。

人数ごとに必要な産業医の数や、選ぶ期限・罰則などは、次の記事にまとめています。

詳しくは産業医の選任義務とは? 人数ごとの早見表(50人・1,000人・3,001人)と、14日以内の期限・罰則

02大阪で産業医を探す:紹介をしている地区の医師会

大阪府内には、事業場に産業医を紹介している地区(郡市区)の医師会があります。日本医師会の産業医のサイト(全国医師会産業医部会連絡協議会)の「事業場、産業医の紹介を行っている医師会一覧」には、大阪府内の13の医師会がのっています。このほか、大阪市平野区医師会と茨木市医師会も、自分のホームページで産業医の紹介・推薦を案内しています。

大阪市内

  • 大阪市北区医師会

    06-6312-3531

  • 大阪市中央区南医師会

    06-6252-0648

  • 東成区医師会

    06-6974-2200

  • 大阪市鶴見区医師会

    06-6911-1288

  • 大阪市淀川区医師会

    06-6301-3783

  • 大阪市平野区医師会

    メール

    平野区内の中小企業・小規模事業所が対象。ホームページの案内にそってメールで問い合わせます

大阪北部

  • 吹田市医師会

    06-6388-4558

  • 茨木市医師会

    070-3631-0273

    会員の産業医を推薦・紹介。電話は、問い合わせ先の茨木地域産業保健センターの番号

中・南河内

  • 布施医師会(東大阪市)

    06-6721-1919

  • 河内医師会(東大阪市)

    072-962-6205

  • 松原市医師会

    072-333-3531

  • 大阪狭山市医師会

    072-368-1110

    「会員等からの依頼がある場合に限る」との注記あり

堺・泉州

  • 堺市医師会

    072-221-2330

    堺市の事業所だけを紹介
  • 和泉市医師会

    0725-41-6558

    地域産業保健センターのコーディネーターが仲介
  • 貝塚市医師会

    072-423-4130

日本医師会 全国医師会産業医部会連絡協議会「産業医の事業場紹介」(2026年10月に確認)、大阪市平野区医師会・茨木市医師会のホームページから。地域の分け方と東大阪市の医師会の所在地は、大阪府医師会「府内の郡市区等医師会一覧」にならいました。北河内の市の医師会は、日本医師会の一覧にはのっていません。

紹介の条件は、医師会ごとにちがいます

受け付ける事業場を地区の中に限る医師会や、地域産業保健センターを通して仲介する医師会があります。まずは事業場のある地区の医師会に電話で、紹介をしているか、どんな条件かを確かめましょう。上にない地区の医師会の連絡先は、大阪府医師会のホームページの「府内の郡市区等医師会一覧」で調べられます。なお、大阪府医師会の「産業医部会」のページは、産業医の研修や認定など、医師に向けた案内です。

頼む前に、社内でまとめておくこと

  • 事業場の名前・所在地・働く人の数:平野区医師会は、産業医の紹介を希望するときは、事業場名・所在地・従業員数などを書いて問い合わせるよう案内しています。事業場がいくつもあるときは、事業場ごとに書き出します。
  • 来てほしい回数と時間:月に何回、何時間くらい来てほしいか。衛生委員会の日にあわせるかどうかも決めておきます。
  • 頼みたい仕事:健康診断のあとの医師の意見、長時間労働者や高ストレスの人の面接、職場巡視など。業種によって多い健康の問題がちがうので、この記事の数字も参考にしてください。

50人未満の事業場については、平野区医師会・茨木市医師会とも、地域産業保健センター(このあとで説明します)の利用を案内しています。紹介を受けた候補の産業医とは、契約の前に会って、来てもらう回数や頼む仕事を話し合いましょう。候補のくらべ方や、面談で聞くことは、次の記事にまとめています。

詳しくは『産業医の選び方:嘱託産業医を選ぶ前に整理すること、比べる7つのポイントと面談で聞くこと』

03府内の届け出先:13の労働基準監督署。大阪市内は区で6つに分かれる

産業医選任報告は、本社の所在地ではなく、産業医を選んだ事業場の所在地を受け持つ労働基準監督署に出します。大阪府には労働基準監督署が13あり、50人未満の事業場が使う地域産業保健センターも、同じ名前・同じ受け持ちで13あります。下の早見表で、届け出先と地域の窓口が一度にわかります。

大阪市(24区):6つの署に分かれます

大阪中央署7つの区

  • 中央区
  • 天王寺区
  • 浪速区
  • 東成区
  • 生野区
  • 城東区
  • 鶴見区

天満署3つの区

  • 北区
  • 都島区
  • 旭区

大阪南署6つの区

  • 阿倍野区
  • 住吉区
  • 東住吉区
  • 住之江区
  • 西成区
  • 平野区

大阪西署3つの区

  • 西区
  • 港区
  • 大正区

西野田署3つの区

  • 福島区
  • 此花区
  • 西淀川区

淀川署2つの区

  • 淀川区
  • 東淀川区

豊中市・池田市・箕面市・豊能郡も受け持ちます

大阪市の外:大阪府の地域ごとに

  • 豊能

    豊中市・池田市・箕面市・豊能郡(豊能町・能勢町)

    届け出先淀川署

  • 吹田市要注意

    届け出先茨木署

  • 三島

    茨木市・高槻市・摂津市・三島郡(島本町)

    届け出先茨木署

  • 北河内

    守口市・枚方市・寝屋川市・大東市・門真市・四條畷市・交野市

    届け出先北大阪署

  • 中河内

    東大阪市・八尾市

    届け出先東大阪署

  • 柏原市要注意

    届け出先羽曳野署

  • 南河内

    松原市・羽曳野市・藤井寺市・富田林市・河内長野市・大阪狭山市・南河内郡(太子町・河南町・千早赤阪村)

    届け出先羽曳野署

  • 堺市

    堺市(7つの区すべて)

    届け出先堺署

  • 泉州

    泉大津市・和泉市・高石市・泉北郡(忠岡町)

    届け出先泉大津署

  • 岸和田市・貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市・泉南郡(熊取町・田尻町・岬町)

    届け出先岸和田署

大阪労働局「労働基準監督署管轄地域と所在地一覧」と、大阪府地域産業保健センター「センター一覧」から。地域の分け方は、大阪府「第8次大阪府医療計画」の二次医療圏(豊能・三島・北河内・中河内・南河内・堺市・泉州・大阪市)にならいました。郡と町村、大阪市の区は、大阪府「大阪府の住民基本台帳人口(令和8年1月1日現在)」で確かめました。

名前や地域だけでは、迷いやすい受け持ち

吹田市は豊能の地域ですが、届け出先は茨木署です(豊中市・池田市・箕面市は淀川署)。柏原市は中河内の地域ですが、羽曳野署です。北大阪労働基準監督署は枚方市にあり、受け持つのは北河内の7つの市で、豊中市や吹田市ではありません。大阪市では、北区は天満署、福島区は西野田署、鶴見区は大阪中央署、淀川区・東淀川区は淀川署です。

事業場がいくつもある会社は、署もいくつかになります

たとえば、大阪市北区の本社、東大阪市の工場、堺市の倉庫がどれも50人以上なら、それぞれに産業医を選び、天満・東大阪・堺の3つの署に届け出ます。50人未満の事業場が使う地域産業保健センターも、同じように事業場ごとに決まります。

労働基準監督署の所在地と電話

労働基準監督署所在地電話(安全衛生)
大阪中央大阪市中央区森ノ宮中央1-15-1006-7669-8727
天満大阪市北区天満橋1-8-30 OAPタワー7階06-7713-2004
大阪南大阪市西成区玉出中2-13-2706-7688-5581
大阪西大阪市西区北堀江1-2-19 アステリオ北堀江ビル9階06-7713-2022
西野田大阪市此花区西九条5-3-6306-7669-8787
淀川大阪市淀川区西三国4-1-1206-7668-0269
東大阪東大阪市永和2-1-1 東大阪商工会議所3階06-7713-2026
茨木茨木市上中条2-5-7072-604-5309
北大阪枚方市東田宮1-6-8072-391-5826
羽曳野羽曳野市誉田3-15-17072-942-1308
堺堺市堺区南瓦町2-29 堺地方合同庁舎3階072-340-3831
泉大津泉大津市旭町22-45 テクスピア大阪6階0725-27-1211
岸和田岸和田市岸城町23-16072-498-1013

電話は、安全衛生の担当の番号です(西野田・羽曳野・泉大津の署は、監督の担当と同じ番号)。窓口は平日の8時30分から17時15分までです。産業医選任報告は、電子申請なら窓口に行かずに出せます。

04大阪の健康診断:所見のある人は全国より少なく、ここ数年はほぼ横ばい

大阪労働局の統計年報によると、令和7年に府内で定期健康診断を受けた約97万人のうち、何らかの所見(異常の所見)があった人は57.4%でした。全国(59.7%)より2.3ポイント低く、表にある平成4年からのどの年も、大阪府は全国を下回っています。下の表の年では、大阪府は57.3〜57.4%でほぼ同じですが、全国は58.5%から59.7%に上がったため、全国との差は1.2ポイントから2.3ポイントに広がりました。

57.4%大阪府(令和7年)
何らかの所見があった人

59.7%全国(令和7年)

約56万人府内で所見があった人
(558,804人)

年大阪府全国差
令和2年57.3%58.5%1.2ポイント低い
令和3年57.4%58.7%1.3ポイント低い
令和5年57.3%58.9%1.6ポイント低い
令和6年57.3%59.4%2.1ポイント低い
令和7年57.4%59.7%2.3ポイント低い

大阪労働局「令和7年度 大阪労働局統計年報」(安全衛生関係)の「定期健康診断実施状況推移表」から(大阪府と全国の数字が同じ表にあります)。令和6年の数字は、厚生労働省「定期健康診断結果報告」(e-Stat)の都道府県別の表とも同じです。令和4年は、途中で健康診断の決まり(労働安全衛生規則)が変わり、国の集計が1〜9月分と10〜12月分に分かれているため、表に入れていません。もとになっているのは、常時50人以上の労働者を使う事業者が労働基準監督署に出した報告です。

業種で見ると:バス・タクシーなどの道路旅客運送業は77.2%

同じ年報には、令和7年の府内の業種ごとの有所見率ものっています。府全体(57.4%)より高い業種と低い業種の差が大きく、バス・タクシーなどの道路旅客運送業は77.2%で、受けた人の4分の3をこえています。

令和7年 業種ごとの有所見率(大阪府)

点線は全業種(57.4%)

道路旅客運送業バス・タクシーなど

77.2%

清掃・と畜業ビルメンテナンス業などを含む

67.5%

商業

61.4%

建設業

60.8%

道路貨物運送業トラックなど

59.9%

製造業

55.8%

保健衛生業病院・介護など

52.7%

大阪労働局「令和7年度 大阪労働局統計年報」(安全衛生関係)の「定期健康診断 項目別・業種別有所見率表」から。棒の長さは0〜100%の同じ目盛りです。

道路旅客運送業では、血圧の所見が34.9%(全業種 17.4%)、血糖の所見が27.8%(全業種 11.4%)と、全業種の2倍以上でした。大阪労働局は、トラック運送の事業者に向けて、所見のある社員について医師の意見を聴く義務を知らせるリーフレットも出しています。

所見があった社員には、医師の意見が必要です

健康診断で異常の所見があった社員については、健康診断から3か月以内に医師の意見を聴き(労働安全衛生法 第66条の4、労働安全衛生規則 第51条の2)、必要なら作業の内容や労働時間を見直します(法 第66条の5)。府の割合でいえば、100人の事業場で57人ほどになります(実際の人数は事業場によってちがいます)。

05大阪の労働災害:転倒がいちばん多く、休む日数も長い

けがなどで4日以上休んだ人・亡くなった人

8,987人

令和7年。前年より7人増えて、ほぼ横ばい

亡くなった人

36人

前年の48人より12人減った

いちばん多いのは転倒

2,211人

全体の24.6%。休業は平均47.9日の見込み

事故の型ごとの人数(令和7年・休業4日以上)

転倒

2,211人

動作の反動・無理な動作腰痛など

1,595人

墜落・転落

1,355人

はさまれ・巻き込まれ

942人

交通事故(道路)

522人

高温・低温の物との接触熱中症などを含む

290人

そのほか

2,072人

転倒、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」、墜落・転落の3つは、働く人の動きがもとになる災害で、合わせて全体の57%をしめています。大阪労働局によると、転倒でけがをした人の63.6%は1か月以上休んでいて、平均の休業見込み日数は47.9日(前年より4.8日長い)でした。大阪労働局は、第14次労働災害防止推進計画(令和5〜9年度)で、この日数を令和9年までに40日以下にする目標を立てています。

業種休業4日以上多いけがの例
製造業1,685人はさまれ・巻き込まれが459人(27.2%)。業種では金属製品製造業が382人
商業1,638人うち小売業988人。小売業では転倒が29.3%、動作の反動が21.3%
保健衛生業1,378人うち社会福祉施設995人。転倒が32.3%、動作の反動が30.5%
陸上貨物運送事業1,241人荷役作業中などの墜落・転落が25.5%で、そのうち7割以上はトラックにかかわるもの
接客娯楽業715人うち飲食店493人。転倒が27.4%で、次が切れ・こすれ
建設業538人墜落・転落が39.4%(212人)。いちばん多いのは脚立から
  • 年齢では、50歳代が2,517人、60歳以上が2,602人で、50歳以上が全体の約57%です。転倒は、女性が男性の約1.5倍でした。
  • 外国人労働者の死傷者は412人で、前年より63人(18.1%)増えました。
  • 熱中症で4日以上休んだ人・亡くなった人は120人で、前年より26人増えました。

大阪労働局「令和7年の労働災害発生状況を公表」(令和8年7月30日)と、令和7年の死傷災害・死亡災害の確定値の表から。休業4日以上。新型コロナウイルス感染症にかかったことによるものは除きます。

仕事が原因の病気は、腰痛が約4割

大阪労働局は、府内の休業4日以上の業務上疾病(仕事が原因の病気)のうち、腰痛が約4割をしめているとして、国の「職場における腰痛予防対策指針」にもとづく対策と、介護・看護の作業での「ノーリフトケア」(人の力だけで抱え上げない介助)の導入をすすめています(令和8年度 労働衛生関係施策のあらまし)。

この数字から、産業医に頼みたいこと

大阪の数字から、確かめておきたいこと

健康診断のあと
府の有所見率は全国より低くても、業種によっては7割をこえます。自社の業種の数字とくらべ、所見のあった人への医師の意見(就業判定)と、受診のすすめまで頼めるか。
転倒・腰痛の予防
転倒は休みが長くなりやすく、店舗や介護施設では転倒と腰痛が多くなっています。床や通路、持ち上げる作業の姿勢を、職場巡視で一緒に見てもらえるか。
運転の仕事
バス・タクシーでは血圧・血糖の所見が多く、トラックでは荷役中の墜落・転落が多くなっています。運転する社員の健康診断のあとの対応と、荷台まわりの作業を見てもらえるか。

ここでの数字は府全体のものです。自社の健康診断の結果やけがの記録と並べて見ると、どこから手をつけるかが見えてきます。

06大阪で無料で使える相談先

大阪産業保健総合支援センター

職場の健康について、会社の担当者や産業医、衛生管理者などからの相談を受ける国の窓口です(労働者健康安全機構が運営)。大阪のセンターは、大阪市中央区のエル・おおさか南館にあります。心の健康の相談や訪問支援、治療と仕事の両立支援、地域産業保健センターのサービスは無料です。

大阪産業保健総合支援センター

相談は予約制です(前日までに電話で)。

専門の相談
産業医学、労働衛生工学、メンタルヘルス、労働衛生の法令、保健指導などの専門のスタッフが、面談・電話・メール・FAXで相談に応じます。メールとFAXは24時間受け付けています(答えは次の営業日以降)
常勤の保健師
2018年6月から保健師が常勤しています。社内に医療の専門家がいなくて産業保健の進め方に迷っている担当者や衛生管理者、一人で働く産業看護職は、毎週火曜日の午後に来所して相談できます。50人未満の事業場には、保健師が訪ねて保健指導や健康講話をします
心の健康
精神科医、臨床心理士、カウンセラーなどの相談員が、会社からの相談(不調の社員への対応、主治医や家族との連携、職場復帰の進め方など)に応じます。促進員が事業場を訪ねて心の健康づくり計画づくりを手伝うほか、管理監督者や若い社員への教育もあります(講師の派遣は原則1事業場1回)
治療と仕事の両立
相談、会社への訪問、管理職・社員向けのセミナー、治療中の社員と会社・主治医の間の調整(本人と事業場の同意が必要)を、無料で行っています
所在地
大阪市中央区石町2-5-3 エル・おおさか南館9階
電話
06-6944-1191(FAX 06-6944-1192)
受付
9時〜17時(土日・祝日、年末年始は休み)

50人未満の事業場:府内13の地域産業保健センター

産業医を選ぶ義務のない50人未満の事業場は、地域産業保健センターで、次のサービスを無料で受けられます。医師または保健師が対応し、検査や治療などの診療はしません。

  • 健康診断で所見があった社員についての医師の意見(意見聴取)
  • 長時間労働者と、ストレスチェックで高ストレスとされた人への医師の面接指導
  • 血圧・血糖などの所見がある人の健康相談・保健指導と、心の不調を感じている人の相談
  • 事業場を訪ねての助言(申込書の「その他」に「個別訪問希望」と書きます)
センター場所電話
大阪中央大阪市中央区常盤町2-1-12 関西労働衛生ビル7階080-6830-8248
天満大阪市北区医師会館内(大阪市北区末広町3-14)070-2199-1884
大阪南大阪市西成区玉出西2-4-11 Groove玉出駅前BLDG 8階080-5455-9527
大阪西大阪西労働基準協会内(大阪市大正区泉尾1-27-16 大正産業会館2階)070-2199-1886
西野田大阪市此花区西九条5-4-24 此花会館/梅香殿5階070-2199-1885
淀川大阪市淀川区十三東1-1-14 コンフォート片岡20B080-5952-8519
東大阪東大阪労働基準協会内(東大阪市永和1-6-16)06-6723-3450
茨木茨木市春日4-3-4 英和ビル203070-3631-0273
北大阪北大阪労働基準協会支部内(枚方市東田宮1-6-4)072-846-2343
羽曳野羽曳野市医師会内(羽曳野市誉田4-2-3 羽曳野市立保健センター4階)072-956-8000
堺堺市医師会内(堺市堺区甲斐町東3-2-26)072-221-2330
泉大津高石市医師会内(高石市羽衣4-4-26 高石市立総合保健センター3階)080-5952-8520
岸和田岸和田労働基準協会内(岸和田市岸城町23-17)070-2199-1883

大阪府地域産業保健センター「センター一覧」から。受け持つ地域は、上の早見表の監督署と同じです。泉大津のセンターは高石市にあります。

  • 申し込み:センターのホームページの「様式地1-1 健康相談・面接指導 利用申込書」を、事業場を受け持つセンターにFAXで送ると、コーディネーターから連絡があります。副業・兼業をしている社員の相談は「様式地1-2」を使います。
  • 労災保険に特別加入している個人事業者なども、対象になります。

使えないことがあるとき

同じ事業場の同じ社員が、同じ内容の相談を2回以上使うことはできません。中小企業の小さな事業場が優先され、会社全体の産業保健をまとめる産業医(総括産業医)がいる会社の小さな事業場は、対象になりません。

50人未満の会社がしなければならないことは、次の記事でくわしく説明しています。

詳しくは『50人未満の会社の健康管理とは? 産業医がいなくても会社がすることと、無料の地域産業保健センターの使い方』

病気の治療と仕事の両立:府内8つの病院の出張相談窓口

がんなどの病気の治療を続けながら働く社員のことは、センターの相談のほか、府内8つの病院のがん相談支援センターにある出張相談窓口でも相談できます。日時は病院ごとにちがい、予約制・予約可の所があります。

病院場所相談日(センターの案内)
大阪ろうさい病院堺市北区月〜金曜(祝日を除く)8時15分〜12時15分
大阪国際がんセンター大阪市中央区第1水曜 10時〜16時(予約可)
大阪医療センター大阪市中央区月〜金曜 13時〜16時(予約制)
大阪公立大学医学部附属病院大阪市阿倍野区第3月曜 13時〜16時(予約制)
大阪市立総合医療センター大阪市都島区第4木曜 13時〜16時(予約可)
大阪赤十字病院大阪市天王寺区第1木曜 14時〜17時(予約可)
大阪急性期・総合医療センター大阪市住吉区第4火曜 9時〜12時(予約可)
大阪医科薬科大学病院高槻市月〜金曜 9時〜16時(予約制)

大阪産業保健総合支援センター「治療と仕事の両立支援」(2026年10月に確認)から。病院の場所は、大阪府の病院一覧で確かめました。日時は変わることがあるので、センターのページか各病院で確かめてください。

07大阪の会社が、産業医を選ぶ前に確かめること

ここまでの大阪の情報を、選ぶ前のチェックリストにまとめます。

大阪の会社のチェックリスト

  1. 1

    事業場ごとに、届け出先の労働基準監督署を早見表で確かめた吹田市は茨木署、柏原市は羽曳野署、大阪市北区は天満署です。北大阪署の受け持ちは北河内の7つの市です。

  2. 2

    産業医の探し方を決めた地区の医師会に紹介を頼むなら、事業場の所在地・人数・来てほしい回数をまとめてから問い合わせます。

  3. 3

    自社の健康診断の結果を、府の有所見率と自社の業種の数字にくらべた府全体は57.4%(令和7年)。道路旅客運送業は77.2%、清掃・と畜業は67.5%です。

  4. 4

    自社で多いけがを書き出した転倒は休みが長くなりやすく(平均47.9日)、職場巡視で見てほしい場所を産業医に伝えられるようにします。

  5. 5

    50人未満の事業場は、地域産業保健センターの申込書(FAX)を確かめた副業・兼業の社員の相談は、別の様式(地1-2)です。

  6. 6

    産業医選任報告を、電子申請で出す準備をした50人以上になった日から14日以内に選び、選んだら遅れずに報告します。

産業医を選んだあと、最初の1か月にすることと、1年目の進め方は、次の記事にまとめています。

詳しくは『はじめて産業医を選任したら? 最初の1か月に会社がすることと、1年目の流れ(月ごとの例)』

業種によって、健康診断の結果も多いけがも大きくちがいます。健康診断のあとの対応とけがの予防は、職場を知っている同じ産業医に続けて見てもらうと進めやすくなります。

津山産業医事務所なら

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    大阪府は訪問エリアです

    大阪府は、当社が訪問している中国・四国・近畿の14府県に入っています。代表の産業医が自ら職場に伺い、職場巡視や衛生委員会に出席します。

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    就業判定・面談・衛生講話

    健康診断の結果をもとにした就業判定、長時間労働者や高ストレスの人の面談、社員向けの衛生講話に対応します。面談はオンラインでもできます。

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    50人未満の事業場のご相談も

    まだ50人未満の事業場のご相談もお受けしています。50人を超えたときは、そのまま産業医の契約に切り替えられます。

おわりに

このコラムのまとめ

  • 大阪府内で産業医を選ぶ必要がある事業場は12,107で、選んでいたのは91.9%でした(大阪労働局の統計年報)。
  • 日本医師会の一覧には、事業場に産業医を紹介している大阪府内の13の医師会がのっています。平野区医師会・茨木市医師会も紹介・推薦を案内しています。
  • 届け出先は13の労働基準監督署のどれかで、地域産業保健センターも同じ13の受け持ちです。大阪市の24区は6つの署に分かれ、吹田市は茨木署、柏原市は羽曳野署です。
  • 府の定期健康診断で所見のあった人は、令和7年に57.4%と全国(59.7%)より低いものの、道路旅客運送業は77.2%でした。
  • 令和7年の府内の労働災害は8,987人。いちばん多い転倒は2,211人で、休業は平均47.9日の見込みです。

大阪府では、届け出先も窓口も地域ごとに分かれています。まず自社の事業場の受け持ちと、地区の医師会の窓口を確かめ、自社の業種で多い健康の問題とけがから、産業医と一緒に手をつけていきましょう。

詳しくは協会けんぽ大阪支部の「健康宣言」とは? エントリーシートの書き方と5つの宣言項目、無料の健康講座などのサポート

あわせて読みたい産業医の選任義務とは? 人数ごとの早見表(50人・1,000人・3,001人)と、14日以内の期限・罰則

大阪の会社の産業医のご相談は、津山産業医事務所へ

「うちは対象?」「何から始めればいい?」という段階から、お気軽にご相談ください。

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出典

このコラムは、2026年10月時点の内容で書いています。